旭華園 news

中盤戦

日本建築専門学校の造園計画の授業もいよいよ中盤を迎えた.中間試験だ.

試験内容は、
●露地の基本的な平面構成、施設の説明・・・これは茶事の流れを理解する
●設計~着工までのプロセスの説明・・・主に造園工事の設計手順と注意事項の整理
●男結びを試験中に一つ縛り提出・・・単純に固く美しく縛る
                       知識だけの頭でっかちではいけないことを理解させる
                       
とした.
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試験結果は、生徒それぞれという感じだが、男結びがしっかりできた生徒は、暇を見ては固く縛れるまで、何度も繰り返し練習したとのこと.その差は歴然.


旭華園のニワナナカマドの花が終わりを迎えている.
美しいのでアップした.
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# by kyokukaen | 2012-06-26 07:53

6月なのに赤い葉

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旭華園には、赤葉とか銅葉、紫葉、黒葉などといわれている赤系の葉を持った植物がある.
緑色の木々の中に紅一点、赤葉はとても象徴的だ.

画像の植物は、ノルウェーカエデ“クリムソンキング”というカエデ科の園芸品種.
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今は紅葉する時期ではないのに、なぜこの木の葉は赤いのか?

難しい話は好まれないが、手短に説明すると、
葉の組織は、表面側から上面表皮、柵状組織、海綿状、下面表皮の順に4種の細胞から成っている.
通常、葉が緑色に見えるのは、柵状組織の中に分布する葉緑素(クロロフィル)という色素が作用している.
赤系の葉は、柵状組織の外側の上面表皮と下面表皮にアントシアニン(赤い色素)の量が普通の種より多く分布しているため赤く見えるとの事.

この状態は、秋の紅葉の状況とは少々違う.
秋の紅葉は、気温が低温になってくると柵状組織内の葉緑素が破壊され、葉内にアントシアニンができ、紅葉となる.詳しくは、気分が紅葉モードになる12月ごろブログにアップしたいと思う.また、黄色葉(オーレア)や秋の黄葉も別の機会に.
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# by kyokukaen | 2012-06-13 18:52

キューティクルのある葉

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旭華園の庭には、いくつかの照葉樹といわれる艶やかな葉を持った植物が植えられている.
ヤツデもその中のひとつ.
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ヤツデといっても八つの手を見たことがない.ほとんどが七つか九つだ.

なぜ葉に照りがあるのか?このような植物は、高温多雨や、暗い場所、潮の影響をうける環境に生えていることが多い.厳しい環境から身を守るためなのだろう.葉の表面にクチクラ(キューティクル)といわれるワックス層を形成し保護している.それが照るわけだ.

夕暮れ時、わずかな光に照らされて道しるべになってくれる.
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# by kyokukaen | 2012-06-11 07:18

演習 其の三

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f0017413_16221277.jpg日本建築専門学校の今期、造園の授業(造園計画)は、例外的に3年生、4年生を同時に受け持っている.

3年生は13人.4年生は6人の計19人が受講している.
演習は4年生をリーダーとして4班に別れ、一班5人編成で各作業に当たるようにしている.

早川先生が演習のアシスタントとして、動いてくださるのでとても助かっている.
なにせ20人の大所帯だ.演習では目が行き届かない.


今回の作業は以下のとおり.
飛び石の据えなおしの続き → 3班
延べ段の復旧 → 2班、4班
四つ目垣の製作 → 1班
それぞれの班にはそれぞれのカラーがある.
完成したらそれぞれの出来栄えを皆で評価しあいたい.



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四つ目垣に使う柱は、早川先生が、過去仕事で使っていた足場丸太を提供してくれた.現在の足場事情は、ビケ足場など足場の耐久性、設計、組み立てが容易なものが殆どを占める.そのあおりで“使わない足場丸太が家にあるよ”とのことで快く提供してくださった.

いただいた柱の中には太いものもある.
今回、太いものはチョウナで、スリムにしてもらうことにした.これもいい経験.
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# by kyokukaen | 2012-06-09 16:32

みどり摘み

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5月下旬から6月上旬にかけて、みどり摘みという松の手入れが行われる.
みどり摘みとは別名芽摘みともいわれ、この時期延びている新芽を切り取る作業のことをいう.

切られた脇から、再度複数の芽を出し直す.
この複数の芽たちは秋まで伸長、硬化していくわけだが、それぞれの芽は細く、短く、葉も本来の2/3~1/2ほどの長さで止まる.

このことにより、樹高3、4m以下の木であっても、小柄ながら、こんもりとした枝葉により風格のある姿になる.
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涼しげな雑木や賑やかな草花たちも良いが、通りの一角にある立派なマツも見ていてとても気持ちが和む.
最近、町並みからマツが消えつつあるのが何か淋しい.
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# by kyokukaen | 2012-06-07 13:29