旭華園 news

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学校は夏休み 野草たちも夏休み

早いもので残り1/5の6コマとなり、夏休みに入った.

茶庭の整備がなかなか捗らない.一つ一つの作業は確実に進んでいるのだが、時間が足りず、完成しそうにない.
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“現場の仕事“は道具やモノの扱いに慣れて、注意すべき点を理解し、段取りができて、はじめて効率よく美しく仕上がる.経験を積む時間を過ごすことが必要だ.頭の中で考えているだけでは、一向に進まない.
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残りの時間で、四つ目垣を作っていくわけだが、時間との戦いも生徒にはいい勉強になる.


事務所にあるヤブカンゾウ(ユリ科)が瑞々しかったのでアップした.一輪が1日限りでしぼんでしまいます.
花の少ない時期に貴重な野草です.
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by kyokukaen | 2012-07-31 11:31

演習 其の三

富士市の庭屋”旭華園”の新URLはこちら"kyokukaen.com"です.どうぞご覧になって下さい.

f0017413_16221277.jpg日本建築専門学校の今期、造園の授業(造園計画)は、例外的に3年生、4年生を同時に受け持っている.

3年生は13人.4年生は6人の計19人が受講している.
演習は4年生をリーダーとして4班に別れ、一班5人編成で各作業に当たるようにしている.

早川先生が演習のアシスタントとして、動いてくださるのでとても助かっている.
なにせ20人の大所帯だ.演習では目が行き届かない.


今回の作業は以下のとおり.
飛び石の据えなおしの続き → 3班
延べ段の復旧 → 2班、4班
四つ目垣の製作 → 1班
それぞれの班にはそれぞれのカラーがある.
完成したらそれぞれの出来栄えを皆で評価しあいたい.



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四つ目垣に使う柱は、早川先生が、過去仕事で使っていた足場丸太を提供してくれた.現在の足場事情は、ビケ足場など足場の耐久性、設計、組み立てが容易なものが殆どを占める.そのあおりで“使わない足場丸太が家にあるよ”とのことで快く提供してくださった.

いただいた柱の中には太いものもある.
今回、太いものはチョウナで、スリムにしてもらうことにした.これもいい経験.
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by kyokukaen | 2012-06-09 16:32

演習 其の二

茶庭改修工事、其の二.

まず始めに垣根、飛び石、延べ段、樹木の剪定について説明をし、天気が怪しい中、というよりもポツリポツリと雨が落ち始めていたが演習は決行した.
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昨日生徒は、静岡市内に、授業の一環として、宮大工の名工、西岡常一氏のドキュメンタリー映画の鑑賞.その後、駿府城公園内にある中村昌生先生設計による茶室「雲海」と「静月庵」そして紅葉山公園を見学したとのこと.
以前、新建静岡支部主催のお茶会が、「雲海」で行われ、中を拝見できた.ただそのときは、「静月庵」は見ることができなかった.

今回の見学会には是非同行したかった.仕事の忙しさにかまけて行けなかったのがとても残念.次回もお誘いがあれば参加させていただきたい.

話がそれたが、そんなことで、大分生徒たちは朝方お疲れのようだった.アシスタントの早川先生も昨日同行して”結構大変だったよ.こんな時こそ、生徒たちは表に出て演習がいいんだろうな”などと言っていた.いいタイミングなのだが、だんだんと雨足が強くなってきた.皆ずぶ濡れでも文句一つ言わず作業に取り組んでくれた.

飛び石の据えなおし、既存の延べ段のばらし、剪定の作業、排水設備の敷設が終了.
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雨の中、現場の人間、特に植木屋さんは冗談で、"雨が降ると溶けちまう"なんてことを良く口にする.自分もその口だ.

そんなことはお構い無しに、演習ならではの彼らの掛け合う声が、茶庭中にとても心地よく響いた.
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by kyokukaen | 2012-05-25 21:33

演習 其ノ一

日本建築専門学校、5回目の講義にいってきた.茶庭の改修だ.
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講義の内容は講師自ら考え好きなように決めてよいとのことだが、
唯一学校が求める講義の内容の一つに、校内にある茶庭の手直しがある.
●排水不良
●樹木の繁茂
●飛び石、延べ段が歩きにくい
●必要であれば動線の見直しも
ということからだ.

どこまで手直しをやるべきかを把握すべく、前回の講義で測量を生徒にしてもらうことにした.
やはり現場は生徒が生き生きしている.4班に分かれてもらい個々に作業に当たってもらった.
皆言われたことを忠実に守ってくれ、それぞれとても分かりやすい現況図ができた.
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現況図をもとに、大石校長と長谷川先生に立ち会ってもらい、整備方針を決めた.
●排水ますの設置
●樹木の剪定
●飛び石、延べ段の作り直し
●四つ目垣の作り直し
という内容だ.
動線計画は、練習用としてはかなり合理的に計画されているように感じたので、そのままでという提案とさせていただいた.

そしてこの日を迎えたわけだ.一杯々々で写真を撮り忘れた.残念.
1コマ目は茶会の流れと茶室、露地の構成を説明した.
2コマ目いよいよ作業に入る.小さなスペースで、20人が相手では右往左往するばかりで大変だ.
でも二十歳近所の20人というパワーはすごい.それからそれへと作業が進む.ほぼ半分の作業が進んだ.来週が楽しみだ.
大分、学校の雰囲気に慣れてきた.”勝って兜の緒を締めよ.”
別に何に勝ったわけでもないが、余裕が出てくるとポカをするものだ.今以上に気を引き締めて臨みたいところ.


帰り道、学校に近くでハンカチノキを発見.富士市内では殆ど見かけない.見かけたとしてもとっくに花は散っているはずだが、標高が高く涼しいせいもあってまだ花弁が付いていた.
旭華園にもハンカチノキはあるが去年は咲いたが、今年は一つも咲かなかった.
そんなこともあってコヤツを写真に収めた.
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by kyokukaen | 2012-05-18 15:27

2回目

何事も初回を体験すると、2回目はそこそこに余裕というものが出てくる.
繰り返し行う様になると習慣になっていくのか.

日本建築専門学校の非常勤講師2回目の今日は、初回よりもだいぶ楽に感じた.
設計、工事など普段の仕事をこなしながらの講師の仕事.まだ出来ていない次回の資料を用意するのがなかなか大変だ.

座学は、退屈なことが多い.眠そうな生徒も中にはいる.夕べの夜更かしなのか、授業の内容が退屈なのか、授業に出てくる横文字混じりの言葉はお題目のようなもので、関心が無ければ眠くもなろう.それは自分もそうだったからわかる気がする.
座学では、教科書を基にはしているが、実体験を通して現場で学んだことを交えて話しているつもりで、とても興味深い内容となっている.と自分としては思い込んでいる.寝ている暇はないと思うのだが、なかなか生徒には伝わりにくいようだ.

そこで、座学の時間を割いて、演習として、四ツ目垣の見本を用意し“男結び”(またはいぼ結びともいう)を教えた.皆、生き返ったように目が生き生きとした.
“男結びだけ”でも、実際に目にし、手に取って感じ、その作業の目的、遂行するための手段やコツ、完成後の固さ、美しさの評価など言葉だけでは伝わらないことが多い.そして、自らの至らない点が把握しやすい、さらに改善し、完成に近づける.

時間の都合もあり、男結びを、生徒の何人かに伝授した.彼らが指導者になって暇を見てはほかの生徒に教えるようだ.頑張れ生徒たち.
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by kyokukaen | 2012-04-21 08:48

入学式

いよいよ学校が始まる.
日本建築専門学校の入学式の日だ.
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昨年12月、日本建築専門学校の大石治孝先生から、造園計画講師の依頼の連絡をもらった.
またと無い好機だとは思いつつ、何の取り柄もないこんな自分に講師なんて大役が務まるのか?

講師といえば、しっかりとした知識を持ち、会話が上手で飽きさせない、わかりやすく、話題が豊富で、魅力的な人なのだろう.
とても自分には出来そうになかったが、今年先生方が多数入れ替わりの時期とのことで、同時に講師になられるる建築関係の先生方を何人か知っていたこともあって、不安はあったが一つ返事で引き受けさせていただくことになった.

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理事長である中村昌生先生が祝辞を述べられた、今の日本のモノづくり文化は崩壊している危機的な状況だと、声を荒らげて言われた.そして、住まいづくりは庭屋一如、ものづくりの精神をもう一度取り戻したいと.

生徒へはもちろんの事、自分への叱咤のように取れる、身の引き締まるお言葉をいただいた.

式後、先生方同士の顔合わせの時間になった.
なんとそこに、小学校3年の時に担任であった井出先生がいた.本当にびっくりした.34年ぶりの再会だったが、あの時の姿と何も変わっていない.思い出深い先生だっただけに、すぐにわかった.昔話に花が満開になった.

思いがけないことが世の中にはあるものだ.
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by kyokukaen | 2012-04-12 17:33